中性脂肪とは?高いとどうなる?
中性脂肪(トリグリセリド)は、食べ物から摂取したり肝臓で合成された脂肪が血液中に溶け込み全身に送られる、「血中脂質」の一つです。
中性脂肪は体内でエネルギー源として使われる重要な脂質ですが、血中濃度が過剰になるとさまざまな生活習慣病のリスク因子となります。
特に注目すべきは「空腹時中性脂肪値」。
この数値が150mg/dLを超えると、「高中性脂肪血症」とされ、以下のような生活習慣病のリスクが上昇する危険性があります。
など
中性脂肪は基準値を超えても、すぐには自覚症状が出ません。
そのため、気付かないうちにリスクが上昇している可能性が少なくないのです。
40代以降は「中性脂肪が増えやすい体質」になりやすい
中性脂肪の蓄積は年齢とも密接に関係しています。特に40代以降になると、
などの要因が重なりやすく、脂質代謝のバランスが崩れやすくなります。
また、中性脂肪の上昇には自覚症状がほとんどないため、「健康診断で数値を指摘されてはじめて気づく」という人も少なくありません。
放置すれば、脂肪肝やメタボリックシンドロームの進行につながる可能性もあります。
中性脂肪が引き起こす脂肪肝「MASLD」
「お酒は飲まないから肝臓は大丈夫」と思っていませんか?
実は近年、お酒を飲まない人の間で中性脂肪の蓄積が原因となる脂肪肝、いわば「メタボの脂肪肝」が増加しており、世界的な名称の変更も行われました。
これまで「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)」と呼ばれていた脂肪肝が、2023年より「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD:マッスルディー)」という新しい名称に変更されたのです。
これは、NAFLDの「A」である「Alcoholic(アルコール依存)」や「太っている」のような意味合いも持つ「F」の「Fatty(脂肪が多い)」が社会的な偏見を生む可能性への配慮とともに、「お酒を飲まない」という側面ではなく「中性脂肪や血糖値が高いなどの『代謝異常』が原因である」という実態を、より正確に表す目的もあるとされています。
血液中の中性脂肪値が高いということは、在庫保管場所である「肝臓」がすでに脂肪でパンパンになっている(フォアグラ状態)可能性が極めて高いことを意味します。
この「MASLD」を放置すると、肝臓で炎症が起き、やがて肝硬変や肝がんへと進行するリスクがあります。
中性脂肪対策は、異常があっても自覚症状が現れにくいことから「沈黙の臓器」と呼ばれる、肝臓を守るための待ったなしの課題なのです。
「中性脂肪は高いけど、コレステロールは薬を飲むほどじゃないから…」と油断していませんか?
実は、脂肪肝(MASLD)において、中性脂肪と同じくらい、あるいはそれ以上に警戒すべきなのが「コレステロール」です。
肝臓に溜まるのは中性脂肪だけではありません。中性脂肪が増え代謝機能が落ちた肝臓には、余分なコレステロールも蓄積しやすくなります。
問題なのは、肝臓内に溜まった「遊離コレステロール」には強い細胞毒性があるという点です。
これが肝臓の細胞障害を引き起こし、単なる脂肪肝(脂肪が溜まっているだけの状態)から、炎症を伴う「脂肪肝炎(MASH:代謝機能障害関連脂肪性肝炎)」へと進行させる主要な原因の一つと考えられています。
つまり、中性脂肪を減らすことは、この「毒性の高いコレステロール」が肝臓に溜まるのを防ぐことにもつながるのです。
中性脂肪・脂肪肝対策として注目を集めるオメガ3脂肪酸サプリメント
こうした背景から、近年では「中性脂肪を減らしたい」「脂肪肝を改善したい」というニーズが高まり、特に40代以降の中高年層を中心に、脂質を整える、中性脂肪を下げる食べ物やサプリメントを生活に取り入れる人が増えています。
中でも注目を集めているのが、イワシ・サバ・サンマ・アジといった青魚に含まれている「オメガ3脂肪酸」です。
オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)には、血液中の中性脂肪を減らすだけでなく、「肝臓に溜まった脂肪そのもの」を減らす働きがあることが、多くの研究で示されています。
オメガ3を摂取すると、肝臓内での中性脂肪の合成(脂肪を作るスイッチ)が抑制されると同時に、脂肪酸の酸化(脂肪を燃やすスイッチ)が活性化されます。
つまり、オメガ3は肝臓を「脂肪を溜め込む代謝異常モード」から「エネルギーとして消費する正常モード」へと切り替えるサポートをしてくれるのです。
実際に、非アルコール性脂肪肝の患者を対象としたメタアナリシス(複数の研究を統合した解析)においても、オメガ3脂肪酸の摂取が肝臓の脂肪量を有意に減少させたという結果が報告されています[1]。
非アルコール性脂肪肝治療におけるオメガ3脂肪酸サプリメントの効果を調査した研究では、サプリメントの摂取により肝臓脂肪、総コレステロールおよび肥満度を示すBMI(ボディマス指数)も改善したとう論文も発表されています[2]。
さらに別の研究でも、イワシの魚油から抽出したDHA・EPAを投与する実験において、脂肪肝の改善効果が得られたという結果が報告されました[3]。
「代謝機能障害」という名前がついた今だからこそ、代謝を助ける良質なオメガ3の摂取が要視されています。
オメガ3には、中性脂肪を下げるだけでなく、肝臓でのコレステロール合成を調節し、胆汁酸としての排泄を促す働きがあることが報告されています。
実際に、オメガ3脂肪酸の摂取が肝臓内のコレステロールの代謝を制御し、肝障害の進行を食い止める効果があることが動物実験などで示唆されています[4]。
EPAとは?中性脂肪やコレステロールを下げるオメガ3の代表格
オメガ3脂肪酸の中でも、特に中性脂肪を下げる作用があるとされているのが「EPA(エイコサペンタエン酸)」です。
EPAは血中の中性脂肪を20~30%、総コレステロールを5~10%減少させ[5]、血液をサラサラに保つ作用があることで知られています。
一方、同じオメガ3系脂肪酸であるDHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳や神経の健康維持に関与しています。
EPAとDHAがもたらす作用はそれぞれ異なっており、中性脂肪の低下に関してはEPAの方が有効であるとされています。
EPAが中性脂肪を下げる作用機序(メカニズム)
日本の研究において、EPAや魚油の摂取により、
と報告されています[6]。
SREBP(Sterol Regulatory Element Binding Protein)は、脂肪の合成を促すタンパク質。
EPAの作用でこの量が減るため、肝臓での中性脂肪の合成そのものが抑制されます。
さらにEPAは、高純度処方の医薬品(イコサペント酸エチルなど)としても使用されており、「中性脂肪が高め」と診断された人への治療に実際に使われている成分です。
つまり、EPAの中性脂肪低下に対する効果は臨床的にも有効と認められているのです。
EPAで中性脂肪をコントロールする新習慣を
中性脂肪が高めになると、見た目にはわからなくても、将来的な健康リスクが確実に積み重なっていきます。
EPAは以下のような点で、自然でありながら科学的にも信頼できる対策手段です。
「中性脂肪を減らしたいけど、食事だけではなかなか対策しきれない…」という方は、今日からEPAを意識した生活習慣を始めてみませんか?
肝臓は、体内の毒素を解毒する臓器でもあります。
もし、摂取したオメガ3サプリメントが「酸化」していた場合、肝臓はその酸化物質の処理に追われ、かえって負担がかかってしまいます。
脂肪肝ケアのために飲むなら、肝臓に余計な仕事をさせないよう、「酸化を防ぐ製法」にこだわった新鮮なオメガ3サプリメントを選ぶことが、肝臓への一番の優しさです。
中性脂肪・脂肪肝対策には、夜よりも朝にオメガ3を摂取したほうが効果が高いという研究結果があります。
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